米国 の都市は、道路を作ってから出来たと言われることもあり、また、全世界に先駆けて高速道路 を建設したこともあり、 高速道路 が大変充実しています。
高速道路 による交通システム を理解することにより、効率の良い輸送 を実現することができます。
全米規模の高速道路 としては、Interstate Highway(州間高速道路)が存在し、ハワイ、及びアラスカ以外の全ての州を 結んでいます。各Interstate Highwayには、それぞれ個別の路線番号が割り振られており、一般的には、I-XX、又は Interstate-XXと表示されます。一部の地域を除いては、基本的には路線番号は1桁か2桁で、大都市の環状線等は3桁 となっています。
また、全米規模の
高速道路 としては、Interstate Highway以外にもUS Highway(国道)が存在します。US Highwayは、1920年代後半に建設され、Interstate Highwayが建設される前までは主要幹線道路として使用されていました。この中には、日本でも有名なサンフランシスコとシカゴを結ぶUS Route 66等もあります。しかし、1950年代後半から始まったInterstate Highwayの建設に伴い、US Highwayの交通量は減り、徐々に閉鎖されていきました。そんな中でも、Interstate Highwayが設置されていない地域では引き続き使用されており、
交通システム としての重要な役割を今でも果たしています。
U.S Highwayの標識
(例:US Route 6)
U.S Highwayの標識
(例:US Route 30)
U.S Highwayの標識例
各州、郡には、State Highway、County Highway等が存在し、州、郡内の主要都市をつないでいます。これら高速道路は、州、及び郡レベルで管理されており、それぞれ独自の規定(制限速度、車線数、路線番号の付け方 等)を設けています。
道路標識は、基本的には、州、又は郡が独自にデザイン出来るので、各地域で様々な案内標識が見受けられます。
これら
高速道路 のマップは、US Department of Transportation(米国運輸省)のホームページにて確認する事が出来ます。
State Highwayの標識
(例:Colorado州)
County Highwayの標識
(例:Alabama州 Baldwin郡)
State Highway,County Highwayの標識例
用地選定 を行う際は、周辺の道路整備状況を確認し、上記高速道路システムへのアクセスが、
輸送 、通勤の面で便利であるかを確認すること。
高速道路 の整備が充実している地域でも、常に渋滞しているところもあるので、渋滞状況、渋滞時間等を事前に調査すること。
米国 では、基本的に全ての公道には名前、又は路線番号が付けられており、
MapQuest 、
Yahoo! 等の道順案内機能を利用することにより、比較的容易に目的地までたどり着けます。