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海外進出を検討する企業にとって、米国の優遇措置(インセンティブ)は大きな魅力の一つとして評価されています。
低価格での土地の提供をはじめとして、候補地の粗造成工事やインフラ整備工事の負担、各種許認可の申請費免除、免税措置、従業員教育等、多数のそして多額の優遇措置(インセンティブ)があります。
例えば土地に関しては、各コミュニティ(地元自治体)の経済開発局の所有する土地を無償で提供すると言ったオファーをコミュニティから受けた事例はいくつもあります。
これは、土地の値段が日本と比較すると各段に安いという理由もありますが、企業を誘致するコミュニティとしては、土地を売って利益を得るよりも、企業誘致によって地元で安定した雇用を創出し、コミュニティの活性化を図ることが自治体と市民にとって大きなメリットがあるためです。都市部でこのようなオファーを受ける事はほとんどありませんが、郊外の場合、コミュニティが企業誘致のために土地を所有していることも多く、プロジェクトの規模によってはコミュニティ側もこうした積極的なオファーを提示してきます。
州によっては特定の業種の誘致に力を入れており、条件を満たす企業に特別な優遇措置(インセンティブ)を準備している場合もあります。例えば、バイオ・医療関係の企業を積極的に誘致している州では、製薬関係や医療機器メーカーに対して特別な優遇措置(インセンティブ)を設けています。
その他にも、最近ではオバマ政権の景気対策の一環で、新エネルギーや次世代バッテリー関連企業を対象とした補助金制度もあります。
アメリカの各コミュニティの経済開発局は、プロジェクトの投資規模や雇用規模により上記のような様々な優遇措置(インセンティブ)の組み合わせをオファーしてきます。その内容は、州や地域の状況によって様々ですが、それを的確に比較・評価することも用地選定の重要なプロセスです。
詳しくは、S-NAVI 事務局までお問い合せください。