概要 |
西部の大半は、19世紀に入ってからイギリス、メキシコ、ロシア等から購入した土地であり、比較的新しく成立した州が多い。また、海外からの移民も多く、アメリカンインディアンの部族が多く存在していた事もあり、様々な民族集団によって形成されている。19世紀半ばのゴールドラッシュ、大陸横断鉄道により、急速な発展を遂げる。西海岸沿いの州には、米国を代表する大都市が多く存在するが、その反面、内陸では米国の中で最も人口が少ない州も存在する。 |
地理 |
西部では、ロッキー山脈に始まる山脈地帯、ソノラ砂漠を含む砂漠地帯、カリフォルニア州の海岸に代表される海岸地帯があり、多様な自然環境が見られる。また、米国の8割以上の国立公園は西部に位置しており、その中でも、イエローストーン、ヨセミテ、レッドウッド、グランド・キャニオン等は世界自然遺産にも登録されている。 |
気候 |
西部は、アメリカの約2/3の領土を占め、また、多様な自然環境にて構成されている事から、四季の温度も場所によって様々である。西部の中でも、ロッキー山脈を除く東部は乾燥地帯が多く雨量も少ないが、冬には零下近くまで気温が下がる。太平洋岸沿いの州は、一年を通して温暖だが、北西部は、アメリカの中で最も年間雨量が多い地域である。 |
産業・経済 |
古くは石油産業、牧畜業が栄えたが、現在は、通信、半導体、バイオテクノロジー等のハイテク産業が急成長を遂げている。20世紀半ばからは、多くの日系企業がカリフォルニア州をはじめとする太平洋沿いの州に進出したが、近年は、内陸にも進出しつつある。 |
主要都市 |
Los Angeles, San Diego, San Francisco, San Jose, Portland, Seattle, Denver, Phoenix, Las Vegas, Salt Lake City, Honolulu |